コラム
ソロキャンプ用テント選びの4つのポイント。キャンプスタイル別におすすめタイプをご紹介!
新型ウイルスの流行によって生活の方法が変わりかけている現代。
人との関わりや3密を避けることができるキャンプが今非常に注目されています。
特にソロキャンプは人と関わることなく非日常を味わえると人気が高まっており、これからソロキャンプデビューを考えてる方も多いのではないでしょうか?
今回は、ソロキャンプデビューをお考えの方に向けて、最初のキャンプギア選びの壁になりがちなテントについて、種類や選び方のポイントをご紹介していきます。
初めてのテント選びにぜひご参考にしてください。
目次
スタイルによって違う!
ソロキャンプテントの選び方
日常を離れて大自然の中、一人たき火が揺らめくのを眺める……。
そんな魅力から昨今ソロキャンプがブームになっています。
自分もソロキャンプやってみたいけど、そもそも普通のテントと大きさ以外で何が違うの?と気になる方も多いのではないでしょうか?
まずは、スタイル別にキャンプの特徴や魅力、適したテントの特徴をご紹介していきます。
オーソドックスなキャンプスタイル【オートキャンプ】
オートキャンプとは、自動車にキャンプ用品を積み込み、自動車でキャンプする場所(キャンプサイト)まで乗り入れるスタイルのことです。
炭や調理器具、食材、寝袋などキャンプ用品は何かとかさばる上に重いのですが、自動車に積み込んでキャンプ地まで持って行けることがオートキャンプの最大の魅力です。
テント選びでは、重量や収納スペースについては気にする必要がなく、一人で設営できるものであれば通常の大きさのテントも選べます。本体にもう一枚シートを重ねて防湿性・透湿性を高め前室を作れるダブルウォールタイプもよいでしょう。
バイク好きなら一度はやりたい【ツーリングキャンプ】
ツーリングキャンプとは、バイクにキャンプ用品を載せて、バイクでキャンプする場所まで乗り入れるスタイルのことです。
バイクに乗って大自然を直接全身で感じながら気持ちを高めてキャンプ地まで向かうことができることが魅力です。
しかしオートキャンプと違って、ツーリングキャンプは収納性が低いので、炭や調理器具、食材、寝袋などのキャンプ用品も運ぶことを念頭に置いて、できる限りコンパクトなテントを選ぶ必要があります。
そのため、1~2人用とされているテントを選ぶべきでしょう。
自然の魅力をより身近に実感【登山キャンプ】
一人で登山しながら夜はテントで眠る登山キャンプ。
登山用品のほかに炭や調理器具、食材、寝袋などのキャンプ用品も担いで自分の足で山道を登ったり下りたりすることを考えると、コンパクトさと軽量さを最優先でテントを選ぶ必要があります。
テントはキャンプ用品の中でも特にかさばり、重量のあるものですし、山中のキャンプ地が狭い場合もありますから、できるだけ小さいものを選ぶ必要があります。ただ、山中のキャンプは冷え込みがちですので、断熱性を高めるため、本体にもう1枚シートを重ねるダブルウォールタイプもよいでしょう。
アウトドアをもっとおしゃれに【女子キャンプ】
友人や家族とではなく一人で行くソロキャンプといえども、やはりオシャレでカワイイキャンプ用品を使って気持ちを高めたいもの。
そんな女子キャンプをしたい方には、やはり重量が軽く、なおかつデザイン性の高いテントがおすすめです。
テントの設営は案外力を使うものですので、それだけで体力を消費してしまうと、その後の火起こしや料理に影響が出てしまいますので、軽くて簡単に設営できるワンポールテントや、ワンタッチテントがおすすめです。
最近は女性のソロキャンパーも増えているので、可愛いデザインのテントも出てきていますので、ぜひチェックしてみてください。
テント選びの確認ポイント
世の中にはたくさんの種類のテントがありますが、ソロキャンプ用のテントを選ぶ際に特に確認・検討していただきたいのは以下の5つです。
- ○サイズ・前室の有無
- ○設営・撤収のしやすさ
- ○収納性・軽さ
- ○耐水性や防寒性など
- ○そもそもテントが必要か
この5つのポイントについて、1つずつ説明していきます。
サイズ・前室の有無
「ソロキャンプだし一人用の小さい方が軽くて収納性もいいだろう…」と思っても、購入する前に必ずお試しで入ってみてください。
テントは上部になるほど狭くなるため、フロアサイズとして記載されているサイズよりもずっと狭く感じます。圧迫感を感じるとリラックスして眠れませんよね。
また、前室とは、住宅でいう軒とか庇のようなもので、本体入口に雨が当たったり調理器具などが雨ざらしにならないよう雨を避けられるようなスペースになります。キャンプ場は山の中なので、急に天候が荒れることも懸念されます。
そういったときに対応できるように前室が用意されているテントを選ぶか、別でタープを用意しておくことをおすすめします。
設営・撤収のしやすさ
ソロキャンプは数人でするキャンプとは異なり、1人で設営・撤収することになります。
そのため、数人で設営することが前提になっている構造のテントだと大変です。
ソロキャンプの場合は、収納ケースから出して開くだけでテントを張れるポップアップ式や、テントを持ち上げ中が紐を引っ張りポールを伸ばすだけのワンタッチ式、ワンポールを柱にして張れるワンポール式や、ポールをテント本体のスリーブに通すスリーブ式などを選べば、設営・撤収を非常にスムーズに行えるでしょう。
収納性・軽さ
収納性は、オートキャンプの場合はあまり気にしなくてよいのですが、ツーリングキャンプや登山キャンプの場合は非常に重要です。
テントは購入時は収納袋に綺麗に収まっているのですが、使用すると湿気を含んだりしてかさばることがあるため、購入時の収納サイズより少し大きめに見積もっておく必要があります。
また、軽量性については、ポールの材質とダブルウォールの有無で左右するので覚えておきたいポイントです。
ポールは、アルミ製よりもジュラルミン製の方が軽い上に強度も強いのでおすすめです。ダブルウォールはシートが1枚多い分重くなります。
耐水性や防寒性などの機能
テントは地面に直接、または間接的に地面に近い位置に置くので、地表からの湿気や朝露が付着しやすくなります。
雨が降れば雨水も当たるので、耐水性の高いものを選びましょう。耐水性の高さは「耐水圧」という値でわかります。
ただ、耐水圧が高ければよいというものではなく、高いほど通気性も悪くなりますので、耐水圧が1500mmから2000mmのものを選びましょう。
また、朝方は冷え込みますし、標高の高いところは寒いですので、防寒性が重要になります。
防寒性を高めるには、本体にもう1枚重ねて張るダブルウォールタイプがおすすめです。
ソロキャンプならテントなしのタープやハンモック泊もあり!?
キャンプというとテントは必須というイメージがありますが、そもそもテントが必要かというと、そうとも限りません。
寝られればよいのであれば、タープやハンモックでもよいとする方も非常に多いのです。
タープとは、いわば屋根だけのテントで、側面や底面がないものをいいます。これであれば、上からの雨は防げますし、側面や底面がない分軽く収納性も高いです。
ハンモックであれば、木にくくりつけるだけですのでお手軽ですし、軽量性も収納性もダントツ。
側面も底面も囲まれていないと不安という方でなければ、テントなしでキャンプを楽しんでみてはいかがでしょうか?
ソロキャンプにおすすめのテントの種類
どんなスタイルでソロキャンプをするのかによって適したテントは異なってきます。
そもそも、テントには多くの種類があることをご存知でしょうか。
- ○設営方法の種類
- ○構造の種類
この2のポイントを基準に、どういった種類のテントがあるのかご紹介いたします。
設営方法の種類
テントは、設営方法によって、設営・撤収のしやすさはもちろん、軽量性、収納性、テントを張れる場所が違ってきます。
テントの設営方法の種類には、大きく分けて自立型テントと非自立型テントの2種類があります。
自立型テント
自立型テントとは、テントとポールだけで設営することができるもので、ペグを打つ必要がないタイプのテントです。
テント本体をフレームに吊り下げる吊り下げ式やワンタッチ式、ポップアップ式などがこれに該当します。
非自立型テントとは異なり、テントを固定するロープが不要なタイプも存在するため、小さめのキャンプサイトや木々の隙間などの狭い場所や、地面が固い場所でも張れますし、非常に手軽に設営・撤収ファできるので、オートキャンプやツーリングキャンプはもちろん、特に登山キャンプをしたい人におすすめです。
非自立型テント
非自立型テントとは、テントを張る際にペグを打つ必要のあるタイプのテントです。ワンポールテントなどががこれに該当します。
設営・撤収も簡単ですし、自立型テントと比べてポールが少ないため、軽量性と収納性が高く、バイクやバックパックに収納しやすいのですが、自立型テントと比べて高さがあり、テントに付いているロープをペグを使って張る分の地面の面積が必要になり、小さめのキャンプサイトや木々の多いサイトなど狭い場所や、川原サイトなどの地面が固い場所では張りにくくなります。
構造の種類
テントは、構造によって、設営・撤収のしやすさ、軽量性と収納性だけでなく、通気性・防水性・防寒性も異なってきます。テントの構造には、シングルウォールタイプとダブルウォールタイプの2種類があります。
シングルウォール(シェルター)
シングルウォールとは、テント本体のみの、フライシートのない一層構造のテントです。フライシートがない分、設営・撤収の手間が少なく済みますし、軽量性と収納性に優れており、登山キャンプやツーリングキャンプなど荷物をできる限り小さく・軽くしたい場合は、シングルウォールタイプのテントがおすすめです。
しかし、その分、雨風がテント本体に直接当たりますので、防水性は低いですし、結露しやすく、通気性がよい分防寒性も低いです。
前室も作ることができませんので、調理器具等を気軽にテント前に置いたままにすることもできません。
ダブルウォール
ダブルウォールとは、テント本体にもう1枚(フライシート)を重ねるニ層構造のテントです。フライシートがある分、設営・撤収の手間が増え、軽量性と収納性に弱く、通気性が低い分結露もしやすいです。
しかしその分、雨風がテント本体に直接当たらずに済みますし、防寒性も高いです。
前室を作ることができますので、靴等を気軽にテント前に置いたままにすることもできるためオートキャンプをするならダブルウォールがおすすめです。
登山キャンプやツーリングキャンプをする場合も、防寒性・防水性・前室の観点で見ればおすすめのタイプといえるでしょう。
ソロキャンプに最適!
おすすめモデル3選!
ここまでソロキャンプにおすすめのテントの種類と確認すべき点をご説明してきましたが、お店はたくさんテントが販売されているため迷ってしまう方も多いはず。
そこで、ここではソロキャンプに最適なおすすめモデルを3つご紹介いたします。
コールマン |ツーリングドームST
横幅210cmと成人男性でもゆったりと過ごせるツーリングドームST。自然に溶け込むナチュラルなカラーリングが渋いと、ツーリングキャンプ、ソロキャンプ好きの間で人気のテントです。
人気の理由はデザインだけではありません。
16,800円(税込)というコスパのよさや、設営の手軽さ、コンパクトでありながら前室が付くなど、その利便性も高く評価されています。
また、キャンプ好きのお笑い芸人ヒロシさんも愛用しているモデルとしても知られています。
LOGOS|Tradcanvas Q-TOP リバイバルSOLO DOME-BA
LOGOSのは「Tradcanvas Q-TOP リバイバルSOLO DOME-BA」軽量&コンパクトなソロ用テントです、
独自のQ-TOP SYSTEMで組み立て時間はなんと3分。手間いらずで素早く設営を済ませることができます。
通気性・耐風性・耐水性にも非常に優れているため、丁寧に使えばずっと使えるアイテムとなるでしょう。
23,870円(税込)とコストパフォーマンスに優れているため、初めてのテントにもぴったりといえるでしょう。
ヘキサイーズ 1(SDI-101)
国産アウトドアメーカーとして非常に人気の高いsnow peak。
その中でもソロキャンプ用テントとして注目を集めているのが「ヘキサイーズ 1(SDI-101)」です。
ヘキサイーズ 1(SDI-101)は非常に大きなフライシートが特徴的で、珍しいフォルムなのでキャンプサイトの中でも目立つこと間違いなし。
吊り下げ式で、まずフライシートを2本のポールで設営し、テント本体は2点でフライシートに吊り下げてコーナーを固定するだけで設営が可能です。
前室がかなり広いため、調理器具のほか、チェアやテーブルなども前室に仕舞えるのが大きなメリットといえるでしょう。
snow peakのタープは生地に厚みがあり、防寒性・耐久性にも優れています。
ただし、収納性は他のソロ向けテントに劣るため、ツーリングキャンプや登山キャンプの場合は他の荷物を調整する必要があるでしょう。
ソロキャンプするならケニーズへ!
関東圏でキャンプ場をお探しの方はぜひ、ケニーズ・ファミリー・ビレッジへお越しください!
ケニーズ・ファミリー・ビレッジは埼玉県飯能市にある、都心から1時間ほどでアクセスできるオートキャンプ場です。
共用部分にはトイレやシャワールームなどもご用意しているため、初心者はもちろん女性のソロキャンパー様も安心してお過ごしいただけます。
また、人が少ない状態でソロキャンプを楽しみたい方は、ぜひ平日のケニーズ・ファミリー・ビレッジへお越しください。15時までチェックイン受付を行っているので、昼過ぎから出発してもキャンプをお楽しみいただけます。
これからソロキャンプにチャレンジする方はもちろん、新しいテントを試したいソロキャンプ経験者の方もぜひケニーズ・ファミリー・ビレッジへお越しください!