コラム
キャンプで使うテントを購入しよう!選ぶポイントとおすすめの商品をご紹介
キャンプに欠かせないアイテムであるテント。キャンプにご興味のある方にとって「どのテントを買うべきか」は最初に悩むポイントではないでしょうか?
テントをしっかり選ばなければ、実際にキャンプ場についてから「イメージと少し違う……」と後悔してしまうことも…。
今回は、キャンプ初心者の方に向けて、テントの種類からテント選びのポイント、事前に知っておきたい設営のコツまで、詳しくご紹介していきます。
目次
テント選びの確認ポイント
テントには様々な種類があるため、そもそもどこに注目して選ぶべきかわからない方も多いのではないでしょうか。
初心者の方がテントを選ぶ際には以下のポイントを押さえておきましょう。
- サイズ
- 強度
- 設営・撤収のしやすさ
- 耐水性
- 収納性・重さ
ここからはそれぞれのポイントについて詳しく解説していきます。
サイズ
テントのサイズは人数に合わせて決めましょう。
ソロキャンプを主に行う場合は1~3人程度、家族や友人とキャンプを楽しむことが多い場合は4~8人程度収容できるテントを探しましょう。
テントの利用人数は、定員のマイナス1~2人で利用すると快適に過ごせます。
ただし、人数に対して大きすぎるのも場所を確保するのに苦労する可能性があるため注意が必要です。
強度
テントは布地やポールの素材、ポールの組み方によって強度が変わってきます。
そのため、強度を重要視する場合はテントの構造まで把握しましょう。
テントの構造の種類は基本的に以下の4つです。
- ジオデシック構造
- クロスフレーム型
- A型(H型)
- 魚座型
一番強度が高いのはジオデシック構造のテントです。
4本のポールを複雑に交差させることで、風に強く耐久性の強いテントになります。登山や標高の高い場所でキャンプをする方にはこのタイプがおすすめです。
クロスフレーム型や魚座型のテントはジオデシック構造に比べると耐久性はやや劣りますが、通常のキャンプであれば問題なく過ごすことができるでしょう。このタイプはコンパクトにたためる物が多いので、気軽に持ち運ぶことができます。
A型のテントは三角形で見た目は可愛らしいうえ設営が簡単ですが、強風に弱い特徴があるため、風の強い地域でのキャンプで使用する際は注意が必要です。
設営・撤収のしやすさ
キャンプ初心者の方にとって特に注目していただきたい点は設営と撤収のしやすさです。
テントの設営は慣れてくれば素早く済ますことができますが、初心者の場合30分以上かかってしまう場合も……。
また、撤収の際は次にキャンプに行くことを考えて、ロープを結んだり、シワができないように畳んだりと、設営よりも手間がかかる場合もあるため、起きてからチェックアウトまで慌ただしくなってしまわないよう、時間配分に注意してくださいね。
もし近くのアウトドアショップでテントを購入する場合は、店員の方に設営のアドバイスを受けたり実演してもらうことをおすすめします。
耐水性
キャンプは自然のなかで楽しむアクティビティですので、どうしても天候に恵まれない日も出てくるでしょう。特に夏はゲリラ豪雨も多くなるため、テントの耐水性はテントを選ぶうえで重要なポイントとなります。
現在、耐水性が高いとされているテントの素材はポリエステルが主流ですが、構造などによっても耐水性が変わってくるので注意が必要です。
耐水性はテントの「耐水圧」で確認することができます。
この数字が1000㎜~1500㎜であれば普通の雨に耐えることができますが、山に近いキャンプ場では強い雨が降ることも多いため、心配な場合は1500mm以上の耐水圧があるものを選ぶことをおすすめします。
収納性・重さ
テントは水筒サイズに収納できるソロキャンプ向けのテントや、大きくて重いオートキャンプ(車で入場するキャンプ)向けのテントなど、その収納性や重さは様々です。
ツーリングキャンプやファミリーキャンプなどキャンプスタイルは人によって様々なので、自分のスタイルにあったテントを選ぶようにしましょう。
テントの種類
テントの種類は大きく分けて6つに分類できます。
それぞれ機能性や使いやすさを表でまとめてみました。
機能性
使いやすさ |
強度 | 設営
撤収 |
使い心地 | 収納性 |
ドーム型テント | ◎ | ○ | ○ | ○ |
ツールーム型
トンネル型テント |
○ | ○ | ◎ | △ |
ティピ型
モノポール型テント |
◎ | ◎ | △ | ◎ |
ワンタッチ型
ポップアップ型テント |
○ | ◎ | △ | ○ |
ロッジ型テント | ○ | △ | ◎ | △ |
エアフレーム型テント | ○ | ◎ | ○ | ○ |
それぞれのテントの特徴について詳しく見ていきましょう。
ドーム型テント
ドーム型テントはポールを反らせてアーチ状にすることで、丸みのある形に張るテントです。
この丸い構造のおかげで風に強く、どんな方向からの強風も受け流しやすいという特徴があります。
またテント内のポールが邪魔になりにくいので、居住空間が広いのも魅力のひとつ。女性でも簡単に組み立てることができるため、女子会キャンプでも大活躍できるでしょう。
サイズはソロキャンプ用からファミリー用まで幅広くあるため、多くの方から支持されているテントです。
ツールーム型・トンネル型テント
ツールーム型のテントは、名前通り部屋が2つあるタイプのテントです。
テントとタープが一体化しているようなもので、インナーテント側は寝室・前室はリビングとして利用できます。
テント内のスペースが大きいのでゆったりと使えるサイズ感と、その割に設営と撤収が簡単で、構造的に悪天候に強いのが魅力です。
この種類は広いタイプなので、総じてファミリー向けのテントといえるでしょう。
ティピ型・モノポール型テント
モノポール型テントはその名の通り、中心に1本直立させたポールを支えとして、錐状の形に張るテントです。
アメリカの先住民が移動用の住居として使用していた「ティピー」を参考に作られたテントで、デザイン性が高く幅広い年代に人気があります。
カラフルな色や模様も多いため、最近では女子会キャンプにもよく選ばれています。
このタイプは、ソロキャンプにはピッタリの1人用~大人数入れるファミリー用まで幅広いサイズが揃ってるため、どんな人にもおすすめできる種類です。
構造がシンプルなので設営も非常にカンタン。天井が高いため大人もテント内で立ち上がることができます。
ただし、ティピ型テントは構造上風に弱い傾向があります。そのため、設営の際には必ずロープで固定するなどの対策はお忘れなく。
ワンタッチ型・ポップアップ型テント
ワンタッチ型・ポップアップ型のテントは、設営のしやすさに特化したおすすめのテントです。
ポップアップ型テントとは、収納袋から取り出すだけ勝手に開いてくれてテントが自動で完成するアイテム。一方ワンタッチ型は取り出した後に紐を引いたりポールを動かすと、傘のように開いて完成するタイプのテントです。
初心者の方でもでも素早くテントを張ることができるので、キャンプのハードルをグッと下げてくれるそんなアイテムです。
しかし、撤収時には正しい畳み方を知っておく必要があるので、初めて使う場合は事前に畳む練習をしておきましょう。
またワンタッチ・ポップアップ型は居住空間が狭い傾向があるため、テント内でワイワイ楽しみたい場合には不向きです。
しかし、荷物が置けて寝る場所が確保できればいいという方にはぴったりなテントといえるでしょう。
ロッジ型テント
ロッジ型テントは一見小屋のような外見をしているテントです。
外見がとてもおしゃれで、テント内部は高さも横幅も広々としたスペースがあり快適に過ごせるのがロッジ型テントのメリット。
大人数のファミリーやグループでも、ゆったりとしたキャンプが楽しめるでしょう。
70年代頃まではテントといえばロッジ型が主流だったため、ヴィンテージと呼ばれるテントはこのロッジ型の物が非常に多いです。
大変と思われがちな設営ですが、骨組みを立ててそこに幕を被せるイメージで意外とシンプル。大人数で作業をすれば、楽しみながら思ったよりも早く設営を済ませることができるでしょう。
ただし、ロッジ型テントデメリットとしては「収納サイズも非常に大きく重い」「一部を除いて10万円を超える商品が多い」という2点が挙げられます。
しかしこの2点のハードルさえ超えられれば、よりキャンプを楽しめるかもしれません。
エアフレーム型テント
エアフレーム型テントは最近登場したばかりの新しいテントです。
通常テントのフレームは金属製でできていますが、エアフレーム型はその名の通りポンプでチューブに空気を送ることでフレームを完成させるテントになります。
ポールに空気を入れれば勝手に自立してくれるので、あとはペグで地面に留めればそれで完成です。
ポールがないためコンパクトに収納できるため、荷物をできるだけ抑えたいソロキャンプにはぴったりのテントといえるでしょう。
また、テントの中に空気の層ができるため、保温性が非常に高いのもエアフレーム型テントの特徴で、冬場のキャンプでは重宝するアイテムとなるでしょう。
ファミリーキャンプにおすすめ~4人向け人気テント3選!
ここからは具体的におすすめのテントを紹介していこうと思います。
テントを選ぶうえで重視したいのは、先ほど紹介したポイントを含むこちらです。
- サイズ
- 強度
- 設営・撤収
- 耐水性
- 収納性・重さ
テントを選ぶときにブランドに重点を置きがちですが、最も大切なのは機能性。
今回は4人家族を想定したおすすめテントを3つ紹介します。
アメニティドームM
高品質なアウトドア用品で人気の国産ブランドスノーピーク。数多くのテントを発売していますが、そのなかでも特に「アメニティドームM」は人気の高いファミリーテントになります。
通気性と耐久性をとことん追求したテントで、高さを抑えたぶん風に強いのが特徴で、丁寧に使えば10年以上使い続けることができるでしょう。
耐水性も抜群で、耐水圧は「1800㎜」と非常に高く、同時に紫外線などもカットしてくれます。
タフドーム/3025+
コールマンのファミリーテントとして人気だったタフドーム/3025の改良版「タフドーム/32035+」は、外部からの日光を90%カットする新技術を取り入れたことでテント内部の気温上昇を抑え、夏場でも快適に過ごせるようになっています。
さらに、1人でも建てられるアシスト機能付きなので、初心者でも簡単に組み立てが可能。キャンプデビューにピッタリのテントといえるでしょう。
LOGOS ナバホ Tepee 400
LOGOSから販売されている「ナバホ Tepee 400」はデザインの可愛らしさと、設営の簡単さ、コストパフォーマンスの高さ。この3点を理由に非常に人気の高いテントとなっています。
ワンポールのシンプル構造なので、初心者でも簡単に組み立てることが可能。
フレームには飛行機でも使用されるジュラルミンを使用しているので、軽量にもかかわらずしっかりとした強度があります。
デザイン性も高く機能性も抜群なので、おしゃれファミリーにはぴったりのテントといえるでしょう。
1人〜2人用!ソロキャンプ向けテント人気テント3選
こちらはソロキャンプ向けのテントです。
ソロキャンプの場合、設営に人の手を借りることができないので、設営・撤収に重点を置いてテントを探すのがポイント。
どんなテントあるのかさっそく見ていきましょう。
アメニティドームS
ソロや2人でキャンプをするならアメニティドームSがおすすめです。
このタイプはファミリー用でもご紹介した通り、とにかく機能性に優れているのでキャンプにはピッタリ。
対応人数は3人になっているので、2人でも使用でも快適に過ごすことができるでしょう。
また女性1人でも簡単に設営することができるので、ソロキャンプデビューにも相応しいテントです。
Tradcanvas Q-TOP リバイバルSOLO DOME-BA
ロゴスの風に強いワンタッチ型ソロ用テントです。
この無骨なデザインはソロキャンプにシンプルさ・渋さを求める方に人気のデザインです。
居住空間として過ごすには狭いテントですが、寝床としての機能は抜群。通気性や耐水性など非常に機能性の高いテントとなっています。
組み立ても約3分程で完成することから、設営が面倒な方にはぴったりなテントといえるでしょう。
クイックアップドーム/S+
コールマンのソロ用テント「クイックアップドーム/S+」は非常に汎用性の高いポップアップ型テントです。
耐水圧も高く、広さはソロテントとしては充分確保されています。
ポップアップ型なので設営はカンタン。袋から取り出せば自動的にインナーテントが立ち上がり、フライシートを被せてあげてペグダウンすればもう設営完了です。
収納時の縦幅が6cmと非常に薄く、コンパクトに持ち運べるのもこのテントのメリットといえるでしょう。
関連記事:ソロキャンプ用テント選びの4つのポイント。キャンプスタイル別におすすめタイプをご紹介!
キャンプのテント設営のポイント
良いテントを購入しても、設営に失敗してしまったらせっかくのキャンプも台無しです。
ここでは、実際にキャンプ場に着いた時に困らないよう、テント設営のポイントについていくつか紹介します。
テントの出入り口は風下に設置しよう!
テントの向きは簡単には変えられないので、出入り口の向きに注意しましょう。
風上を向いていると、入り口から風と共に砂や葉っぱなどが入ってきてしまいます。そうならないためにも、テントの出入り口は必ず風下に向けるように設営しましょう。
水捌けの良い場所を選ぼう!
テントには一応床がありますが、それでも地面の感触は伝わってくるので、水捌けのいい場所を選ばないとぬかるんだ地面の感触が気になったり、体温も奪われたりする可能性があります。
またテントに付いた泥汚れは落とすのに手間がかかるので、テントは水捌けのいい場所を選んで設営するようにしましょう。
グランドシートははみ出さないように!
テントの下に敷くことで底冷えや汚れの付着を防止できるグランドシートですが、テントよりサイズが小さいもの選ぶのがポイントです。
グランドシートのほうが大きいと、はみ出た部分から雨水などが入り込んでしまうことも。
基本的にはテントを購入したときにそのテント専用のグランドシートを選ぶことをおすすめします。
ペグダウンは60°がベスト!
初心者の方はペグを地面に対して真っ直ぐ打つ方も多いですが、ペグダウンはロープに引っ張られる方向から反対側へ60°傾けるのがベストです。ロープとペグの結び目が角度が90°になるイメージでペグダウンしましょう。
こうすることでロープに引っ張られてもペグが抜けにくく、安定してテントを留めることができます。
撤収は次回のことも考えるよう!
撤収するときには次回のことも考えて、丁寧に片付ける必要があります。
汚れが付いていたらしっかり落とし、朝露や湿気などはしっかりと乾かしてから、既に付いている折り目と折る場所をずらして畳みましょう。
こうすることでカビなどの発生を抑えたり、折り目から生地が痛むことを防げます。
キャンプ用品は丁寧に扱えばずっと使えるアイテムが多く、長く使った分だけ愛着も湧いてきます。
長く付き合っていくキャンプのお供としてテントは大切に扱ってくださいね。
テントを買ったら
ケニーズ・ファミリー・ビレッジで
キャンプをしよう!
テントを購入したらいざキャンプへ!初めてのキャンプであればぜひケニーズ・ファミリー・ビレッジへお越しください。
埼玉県飯能市にある「ケニーズ・ファミリー・ビレッジ」は、都心から約1時間ほどでアクセス可能なオートキャンプ場です。
テントを設営する場所は、水捌けが良い小砂利を使用しているため、悪天候でも問題なくキャンプをお楽しみいただけます。
バンガローにはキレイなトイレや洗顔スペース、シャワー室も完備されているので、キャンプデビューがご心配な方はぜひご利用ください。
もちろんファミリーだけではなく、ソロキャンパーやカップル、お友達同士のキャンプも大歓迎です。
皆様からのご利用をお待ちしております。