コラム
キャンプで焚き火を楽しもう!正しいやり方から消火方法、おすすめ商品までご紹介
みなさんがキャンプで一番楽しみなのは、どんなアクティビティでしょうか?
テント設営、バーベキュー、自然散策……色々ありますが、やはり外せないのは「焚き火」です。
キャンプ初心者であっても、焚き火には特別な憧れを抱く方が多いのではないでしょうか。
しかし、焚き火は簡単そうに見えて意外と複雑です。
正しい手順で火を起こさないと上手く着火できなかったり、怪我や事故につながってしまうため注意点も多くあります。
この記事では、キャンプの醍醐味である焚き火について、着火から消火までの方法と、注意点を詳しく解説していきます。
目次
キャンプの楽しみといえば焚き火
キャンプに行ったら誰もがやりたいと思うアクティビティといえば、やはり焚き火でしょう。
子供と楽しむ家族キャンプでも、大人だけで盛り上がるキャンプでも、はたまた一人で楽しむソロキャンプでも焚き火は外せないイベントの一つです。
火を使って料理をする本格的な楽しみ方から、マシュマロを焼いたりただ火を眺めるだけのライトな楽しみ方もできる、幅の広さも魅力です。
しかし、焚き火は野外で火を起こす行為ですから安全対策が重要です。初心者でもトラブルなく安全に焚き火が楽しめる方法をご紹介いたします。
ソロでもファミリーでも。焚き火の楽しみ方
現在、空前のキャンプブームですが、焚き火は一度もやったことがないという方も多いでしょう。
実際、焚き火って何が楽しいの?と思う方も中にはいるかもしれません。
焚き火は、ただマッチやライターで火をつけるだけでは始まらないのです。持参した焚き火台を用意したり、よく燃えそうな枯れ枝を拾ったり、風向きや湿度に注意しながら火種を大きくして「焚き火」にするまでのプロセスが、焚き火の醍醐味でしょう。
そうして苦労して起こした火が燃え尽きないように、(または燃焼しすぎないように)キープすることは予想以上に手間がかかります。そこにこだわる時間が、キャンプならではの、自然の中での贅沢な時間の過ごし方となるのです。
自分が起こした焚き火の周りで、キャンプ仲間や家族がマシュマロを焼いたりソーセージを焼いたりして楽しむのを眺めるのは、キャンプでしか味わえない幸せです。
焚き火を行う上での注意点
では、そんな楽しい焚き火を行う上で、事前に知っておくべき注意点があります。
1.焚き火OKのキャンプ場か
2.火の後始末は確実に
3.ゴミは必ず持ち帰る
一つずつ解説していきます。
1.焚き火OKのキャンプ場か
キャンプ場はどこでも焚き火がOKというわけではありません。
決められたエリアのみ、または全面禁止というキャンプ場もあります。
焚き火に関する決まりは、必ずキャンプ場のインフォメーションに記載されていますからよく読んでからキャンプを始めるようにしましょう。
全面禁止の理由は、焚き火による自然被害の防止や、過去に焚き火が原因の火災トラブルがあった等さまざまです。今は焚き火OKのキャンプ場でも、危険なやり方をしたりマナーを守らないと今後禁止になる可能性は十分あるため、常に意識して行うようにしましょう。
近年では、焚き火台という道具を利用した焚き火も一般的になっています。焚き火台を使うことで、安全かつ直火による自然被害を抑えることができます。
2.火の後始末は確実に
焚き火は、どんなに規模が小さくても火であることに変わりはありません。
森や山に囲まれた環境で火を起こしたら、後始末を確実に行わなくては山火事などの災害を招くこととなります。
火の起こし方は事前に調べたけど、消火方法は知らなかったというのは初心者にありがちなミスです。場合によっては水をかけるだけでは不十分であるため、火の状態の見分け方や消火方法をきちんと把握した上で、焚き火を始めることが大切です。
焚き火の消火方法は、記事の後半で詳しく解説しています。
3.ゴミは必ず持ち帰る
焚き火をするために着火剤や新聞紙、木炭などを利用することがあります。
これらのゴミを、「自然に還る」などといって放置するキャンプ場利用者が急増しており、大きな問題となっています。
人間が自然に持ち込んだゴミが、自然や土に還るということはあり得ません。野生動物が、キャンプ場に残された残飯を誤って口にして健康被害が出るという事例も実際に起こっています。
焚き火に限らず、キャンプで出たゴミは必ず自宅まで持ち帰り、自治体指定のゴミに出すことが最低限のルールです。帰り道にあるサービスエリアやコンビニのゴミ箱に捨てるという行為も、近隣の迷惑となるので絶対にやめましょう。
焚き火のやり方
では、注意点を把握したところで焚き火のやり方を解説いたします。
冒頭でご紹介した通り、焚き火はただ火をつけるだけではありません。きちんとした「焚き火」にするには、細かな心遣いと丁寧に段階を踏むことが大切です。
乱暴な火起こしはケガや火災に繋がりますので、火起こしのプロセスを楽しむ気持ちを持って焚き火に臨みましょう。
ここでは、焚き火台を利用した焚き火の方法をご紹介いたします。
1.着火剤を置く
焚き火台を拡げて、中心に着火剤を置きます。着火剤は固形になっているものや、ジェル状のものなどさまざまな種類があるので使いやすいものを選びましょう。
着火剤が手に入らなかった場合は、丸めた新聞紙を中心に置きます。雑巾を絞るようにきつく丸めるのではなく、空気が入るようにふわっと丸めます。
2.細く切った薪を並べ、着火
着火剤の上に、空気の通り道を確保しながら細く切った薪を並べます。
細い薪が無い場合は、太い薪をナタやノコギリで縦に割ってから、繊維に沿って歯を入れることで作ることができます。
焚き火の基本は、小さな火を起こしてから大きな火にしていくことです。ここで欲張って細い薪をたくさん積んでは、着火が難しくなります。
着火剤を覆う程度の本数を並べてから、着火剤に火をつけます。
3.太い薪をくべる
細い薪に火がついて、追加で細い薪を入れても安定して燃焼するようになったら、太い薪をくべていきましょう。
一度火が安定すれば、あとは空気の通り道を塞がないようにたがい違いに薪を置くようにするだけで火は大きくなります。
火が弱まってしまうので棒でつついたりし過ぎず、常に目は離さないようにして火を管理しましょう。
焚き火の消火方法は?
焚き火は、確実に消火するまでが焚き火です。
炎に直接水をかけることが正しい消火方法だと思っている方が多いかもしれませんが、実は大きな間違い。正しく確実な消火方法を以下にご紹介いたします。
自然に火が消えるのを待つ
焚き火の消火の基本は「自然に消えるのを待つ」ことです。
そのため、焚き木や薪をくべる際は燃え尽きるまでにかかる時間をイメージし、計画的に追加します。然るべきタイミングで火を小さくしていくことも大切なのです。
一泊するのであれば、夜に火が消えた「おき火」状態にしてから水をかけて消火し、朝になったら熱がないか確認して完全に消火、という流れがベストでしょう。
ここで重要なのは、炎に直接水をかけるのではなく「おき火」状態に水をかけて消火することです。
あとは、残った炭をキャンプ場指定の炭捨て場に捨てて、終了です。
火消し壺を使う
日帰りのキャンプなど、早く確実に炭火を消火したい場合は「火消し壺」を使いましょう。
火消し壺とは金属製の蓋付きのバケツのような見た目で、中に燃焼したままの炭を入れて蓋をすれば酸素が無くなり自然消火できるという優れもの。そのまま炭を運べるので後片付けもグッと楽になります。
何より、安全かつ確実に消火ができることがポイントです。キャンプで毎回焚き火を楽しみたいのであれば、導入を検討してみましょう。
炎に直接水をかけるのはNG!?
焚き火を消そうとして、炎に直接バケツの水をかけることは絶対にやめましょう。高温の水蒸気が発生し、火傷をする恐れがあります。また、水をかけるとたくさんの燃えカスが出るので、焚き火の跡が汚くなってしまいます。
水をかけるなら、必ず火が消えたあとの炭火の状態にしましょう。
おすすめ焚き火台3選をご紹介
焚き火台という道具は、これまではあまり一般的ではありませんでしたが、最近では「キャンプ初心者の必須道具」の一つにカウントされるほど定着していきました。
焚き火OKのキャンプ場でも、地面で直接火を起こすことは、草や虫、土の中の微生物にとってダメージが大きいことから、焚き火台を利用するのが当たり前になりつつあるようです。
でも、どんな焚き火台がいいのかわからない……という方のために、おすすめの焚き火台をご紹介いたします。
おすすめ商品①「スノーピーク 焚火台Lスターターセット」
商品ページ:https://www.naturum.co.jp/product/?itemcd=9935627&ref=pickup
スノーピークならではの洗練されたデザインが光る一品です。
キャンプ用品としては高価格帯となりますが、持ち運びやすさ、使いやすさ、安全性、どれをとってもハイクオリティであるため、初心者にこそおすすめしたい商品です。
おすすめ商品②「ユニフレーム ファイアグリル」
商品ページ:https://www.naturum.co.jp/product/?itemcd=20510&ref=pickup
キャンプ道具の王道、ユニフレームの焚き火台です。
耐荷重約20kgとしっかりした作りでありながら1万円以下と、スノーピークよりもお求めやすい価格なのも嬉しいポイント。
おすすめ商品③「コールマン ファイヤーディスク」
商品ページ:https://www.naturum.co.jp/product/?itemcd=2824592&ref=pickup
こちらは個性的な形状が目を引く一品です。
最大の魅力は、なんと言っても設置のしやすさ。3本の脚を広げて置けば完了という手軽さです。
シンプルに焚き火だけを楽しみたいという方には、エントリーモデルとして最適でしょう。
キャンプをするなら「ケニーズ・ファミリー・ビレッジ」へ!
キャンプの人気アクティビティである焚き火について、詳しく解説いたしました。
キャンプには、安全のため守るべきルールが多くありますが、焚き火は特に安全面に気を使いましょう。
初めてでわからないことがある場合は、無理せずキャンプ場の管理スタッフなどに声をかけて教えてもらうことがベストです。
そのため、初心者であれば、山奥で人気の少ないキャンプ場ではなくきちんと管理の行き届いたキャンプ場を選ぶようにしましょう。
埼玉県飯能市にある「ケニーズ・ファミリー・ビレッジ」なら、初心者でも楽しく安全にキャンプが楽しめます。
焚き火はもちろん、川遊びや自然散策などのアクティビティを満喫できるので、友達とのキャンプも家族キャンプにもおすすめです。
キャンプ場選びに迷ったら、ぜひケニーズ・ファミリー・ビレッジにお越しください!